スズメの亡骸

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                                        VQ1015ENTRY
 
 
 
           去年の今頃は、

           おそらくは、生きたまま ついばまれたであろう、

           ひっくり返った 亀の死体に出会った。


           空洞になった部分は、こちらからあちらが覗けた。

           その亡骸を撮ろうかと

           携帯を取り出そうとしたけど、

           なにも感じなかったのでやめておいた。


           あくまでも、写真的な発想で、撮る気がしなかった。

           でも、鮮烈に、記憶の構図のなかに 骸から見える景色が。。。


           (四足の生き物が 車に引き裂かれている状態を

           撮ろうなんて 思いもしないがね。

           道路の管理のほうへ 連絡 で 終わりにする。)

         
           近所の雑な家が 夜に全焼した時は、火の猛烈さにビビッたよ。

           そりゃあ火事も出すやろうって感じで、本人には気をつかわないが、

           近隣のかたが必死に水をかけてるとこを カメラ構えようとは思わなかったね。


           『高感度で・・・いや、フツーにイケる』 とかは、考えたさ。

           
           結果 雨どいなどがとろけただけだから、イイ記念写真にはなっただろうなあ。

           
           (秋葉原殺傷事件のときは、被害者を写メしてる奴も居たとか・・・)


           
           まあ、 信号待ちで、

           やんごとない物体を歩道に見出してしまったわけさ。


           まいったな っって感じ。

           電線から落ちたような格好で 仰向いてる ちゅんちゅん。

           一目瞭然 で、死んでるなあ って。


           無視して 行ったけど、

           どうせ この場所を通るたびに思いだすんだよ。


           で、どうせ 『彼女』の状態が 静止画で脳の皺に 刻み込まれるだよな。

           自分の見知った慣れしたんだモノの命の消失は、喪失感が勝るけど

 
           その他のモノの命の消失は、生と死の違和感が。。。



           (本城直季が、パクリ受賞といわれても

           あのスタイルで撮ることを語ってたけど、、、

           だったら、被災地や戦場でヤグラ組んで撮れよ、と。。。)


         
           幸い『彼女』の亡骸は、状態がよかったので、写真葬したさあ。


           どーせ、こびりつくんだから。脳裏に。





           やはり、この時期なら、紫陽花の咲く場所へ。


           どーせ、紫陽花を撮るたびに、思い出しちまうんだろうなあ。

 
 
 
 

           みんな!! 外出にはスコップを携帯しよう!!

           もしもの時に 怪我ぁ するぜッ!!