personal

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ある日曜日
 
なにもできないで過ごすのは気が滅入るので、なんとか出掛けようと
 
本当のところは、ブラブラと当ても無く彷徨いたいのだが さほど写欲もなく
 
そもそも 出掛けること自体 億劫なので、近場を目的地に設定する。
 
 
目的地=被写体。 解り易い趣味でいい。
 
 
これ見よがしに「見てくれ」って「目的地」なら、尚 写真を撮るうえで イージーでいい
 
簡単なモノで、鼻息あらく満足できるようなモノは撮れないんだけどね
 
 
伏見の 酒 の記念館に行くことにした。
 
胃腸に 水分の負担をかけずに 酔うにゃあ 酒でしょ? と、遠い昔に。。。
 
テキーラは、ほら、、、次の日 目ヤニで 起床でけへんぐらいになるやん(?)。
 
 
と、瞬く間に 目的地に到着。
 
月桂冠の 駐車場に 車を停める。。。う~ん、ココじゃなかったのかなあ。
 
「本社」の駐車スペースのようだなあ。
 
道路を挟んだ 目の前の建物は、月桂冠とは関係のない グリグリの日本家屋
 
オシャレな 酒カフェ(まあ、そんな感じの店って意味よ)。
 
ガレージから出て、今通った 寺田屋方面を覘く。
 
ガツンと 遠方の女子 が 視界に飛び込んでくる。 遠目に見ても、残念ながらとでも言おうか、
 
ソレと分る。
 
長身 長い髪 白いカーディガン ピンク系の短めのスカート 足 くるぶしまでの白い靴下 黒い靴
 
幼い頃に 女の子に間違われた俺様が 母の友人から貰った 玩具としてのお人形のような佇まい
 
理想の 女の子 を演出するという貫き具合は、彼女ら特有。
 
一般的に 街中で見かける 一般的かわいこちゃん には、ナイ   そう、見たこともない。
 
そして、コチラ方面に近づいてくる彼女の脇には、ミニ三脚が 抱えられてるじゃないか。
 
オイ。巷で一般化した 女子カメラ ならぬ、 変性女子カメラ かよ。
 
(つい最近、このブログにも足跡があったが、、、変性女子ブログ。
 
 お返しに 覗いてあげると、記事は 彼女の住まいと思しき室内で
 
 毎回 彼女の オシャレ具合を 撮影した写真投稿、、、 まっとうなブログですな。)
 
で、まあ
 
どうやら、記念館の駐車場でなく 本社のスペースに停めたのかなあと 即座に理解していわけ
 
基本的に路上駐車や ヤカラのような停車の仕方 前向き(入れ)駐車 などは嫌いな性質な私
 
100メートルほどだろうか、 南に或る 目的地の駐車場に移動しようかしら
 
おっと どっこい、 マイカーに乗り込めまへん、 れいの彼女が あたいの車の横の空きスペースに
 
三脚 おったててるじゃぁーあーりませんか
 
・・・カメラ、、、そう、カメラやあれは。ビデオカメラや。
 
それが証拠に、おしゃれ酒カフェを背景に 彼女は ふわりふわりと目立たないていどの
 
ポージングしてるじゃないか。
 
もちろん、妨げる気も無いし 絶対的に車を移動しなきゃならないこともないわけで。
 
 
 
 
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 月桂冠 大蔵記念館 
 
 入場は大人が300円 駐車場はフリーで20数台停めれる。 試飲を断るなら、車で行けば?
 
 養命酒カップみたいな容器で 3種の酒を呑んで注いで 呑んで注いで・・・ まあ、
 
 俺、ソムリエじゃないし ええけど。
 
 で、おみやげの (ミニミニビール缶と同サイズぐらいの) 大蔵記念館缶酒
 
 ・・・酒呑み野郎からすれば、拘束のない(ガイドつきっきりでないフリー見学)ちょいとした見学で
 
 それだけの量の アルコォhoール ・・・すごいやん。
 
 千円で 3回見学してみるぅ? あとは駄菓子屋で ビック・カツとか買うだけで ええんちゃう?
 
 まあ、ココよりほど近い丹波橋にゃ 立ち飲み屋 だらけだけどな。
 
 
 ド観光地でもなく まだ肌寒いので、たいした見学者数でもなかった。・・・よかった。
 
 本当に酒造りってる場所を 見学できるわけではないから、さほどシビれなかったが、
 
 (少年の心のオジサンの好奇心を満たすには、 無機質な酒の「工場」で ええんやけどね
 
  はたらくおじさん を おじさんが見る)
 
 展示物の中には 現役当時は なんの価値もなくなっていったモノもあるわけじゃん
 
 いつから 鍵までかけて 「大事のモノ」 に 成りあがったんだか よぉ
 
 
 {そういえば、
 
  今は 百均とかでも プランターもの が安く手にはいるよね。 鉢 とかさ。
 
  オジサンのキュートな幼少期では、レンガ色の鉢 昔ながらの・・・ 昔ナウな鉢 主流。
 
  当時、カップに入ったインスタントラーメンといえば カップヌードルが王道。 というか
 
  あの縦長のタイプの カップ が主流。
 
  で、どん兵衛 とか 台頭してくるわけよ。
 
  で、想像してごらん。
 
  めずらしいどんぶり型  これで飯食ったり湯がいたうどんを食おうとは思わないが 捨てるのもったいない
 
  そうだ 底に穴あければ 植木鉢 として使えるじゃないか!!  グっ アイでぃヤ !!(3音節目に力入れろ)
 
  フラ~っと通学 散歩中に なんぼほど コノ ゆるい植木鉢を見たことか・・・
 
  こんなもん すぐさま 朽ちて 環境ホルモン(当時はそんな言葉はないが)土壌やんけ
 
  しかも、こんな カップ キープしようもんなら、 次から次へと 自宅に増え続けるやんけ
 
  と、ツッコんでましたよ アタシゃぁ。
 
  ・・・成り上がれなかったな~~ どん兵衛カップ
 
  どうや? 収集癖のお宅拝見して 「これ なんです?」「発売当初からのどん兵衛カップです」
 
  「ラベルは?」「ラベルはこちらにファイルしてます」・・・みたいな
 
  酒 一升瓶のほうがええよね、個人レベルにしても、企業レベルにしても。}
 
 
 
一緒に来たヨーメが、トイレに行くというので
 
さほどそそられなかった ベイブルースの看板を撮りに 展示室に一人 戻る
 
巷では、閉じている人 と一括りにするが、 むしろ 開いてるタイプの成人男性が
 
「ひつこいねん(しつこいねん)!!」「ひつこいねん!!」「ひつこいねん!!」
 
と陳列を 見てるのか見てないのか 往来しながら しつこく繰り返していた。
 
どうやら、不満の対象が 実際には ナイ 様子が伺えた。
 
会社などの慰安旅行でもなく、施設の見学会でもなく、話相手 聞き手のない単独行。
 
一日中 聞いていたくはないが イイ リズムで、
 
これは 彼なりの 読経なのだと 理解した。
 
 
そんなことを考えながら、 読経を背に 被写体に向かい 片膝を着く。
 
思った通り キマらない。 雲間の日差しは素晴らしいが 展示室全体が あかるすぎる。
 
1度2度 シャッターを切って、絞りとSSを調整する
 
決して 手際は良いほうではなく ニコンとキャノンの両刀使いゆえ 絞りダイヤルとシャッターダイヤルの
 
位置の違い (位置は似たようなもんだけど 逆の配置) 最大~最小のダイヤル方向の違いに
 
いつまでたっても慣れない。
 
 
三度 シャッターを切る・・・   スっと 画に 入ってきた
 
やっぱ、来たのねっ
 
 
 
 
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もう、帰ろうかと 車の方へ 歩く
 
トイデジで撮りたくなるようなモノを 足元に発見
 
大蔵 の文字 が刻印された コンクリさ。 標識の代わりかな? 境界でもない足元だし・・・
 
しばし 写り過ぎちゃう一眼でチャレンジ
 
「雨が降っても アイちゃん」
 
「雨が降っても アイちゃん」
 
「雨が降っても アイちゃん」
 
僕の横を 読経が通り過ぎて行った   
 
 
 
 
 もちろん、雨は降っていない