キョウトフナンブ
もう そろそろ 電車が眠りにつく時間かしら。。。
いつもは、8~9時に家を出るのだが、もう少し遅めに出発する。
ロケーションに着いたころは、2車両だったけど、
疲れきったようなレールの軋みと共に、ぽつりぽつり列車が帰ってくる。
すでに、電気が消えて寝静まる車両も。
完璧に停止するまでの列車は、こちらの様子をうかがう猫みたいだ。
車のタービンを冷やすターボタイマーのように、あるいは
長距離ランナーがゴールしても 急には休まないよう
寝る前に呼気を 整えてるみたい。。。
オヤジが列車から降りると、その列車は沈黙する。
プラットフォームは無い 1メートルほどの高低差。
機敏でも颯爽でもなく、作業としてのオヤジの所作が、
まるで、大戦時の爆撃機に 乗り込むみたいにカッコイイ。
ISO感度を1600にして、絞りを開放に。
なんとか 乗り込むオヤジを撮れそうだ。
少し流れて さらにカッコイイだろう。
完璧にファインダーにおさめて、
そして、・・・・・いつものように 撮らない。
おやすみ ごくろうさま オヤジさん
・・・また やってしまった、「 Deer Hunter 」shoot 。。。